看護師の介護医療院での仕事内容と役割

介護医療院は、日常的な医療的ケア、看取りやターミナルケアなどの医療機能と、生活施設また介護施設としての機能を併せ持っている要介護者向けの介護施設です。全国で介護医療院の増加に伴って、そこで働く看護師が必要とされています。

医師と看護師の配置が義務付けられ、365日、24時間体制で医師、看護師が勤務しますが、介護医療院は病院ではありません。
長期治療を受けながら、生活する施設です。
そのため、介護医療院に勤務する看護師には、利用者の方は療養しながらも、生活している場であることを心得、高齢患者さんのプライバシーをより尊重することが求められます。

病院で行う看護ケア業務に加えて、介護も行うので、バイタルチェックや健康管理を介護士などと連携しながら行います。
看護のスペシャリストと介護のスペシャリストがそれぞれの役割分担をし、スムーズに連携して利用者の方たちに快適に過ごしてもらうことを目指す場所です。看護師が提供する医療処置には、喀痰吸引、経管栄養、インスリン注射、さらに褥瘡ケアや点滴、酸素療法などがあります。服薬指導や投薬なども薬剤師と連携して行っていきます。
これらの仕事内容は一例であり、施設や利用者の方によって業務内容は異なります。看取りやターミナルケアも行うので、本人や家族とのコミュニケーションスキルも求められます。最期の時まで、その人が自分らしく安らかな思いで過ごせるようにサポートすることが、看護師に求められている役割になります。

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